氣付き

レジ袋有料化のポイントとエシカル消費の課題

岡山から
循環型社会の発展を目指すブログ

「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」に
ご訪問頂きまして
ありがとうございます。

今回のテーマは、
レジ袋有料化と
エシカル消費の課題

です。

2020年7月1日実施される
買い物袋の有料化。

環境問題を実感する契機
となる取り組みと、
エシカル消費と経営の関わり方
について紹介します。

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地面から考えるオリンピック 人工芝とゴムチップの課題

岡山から循環型社会の発展を目指す。

「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」に
ご訪問頂きまして
ありがとうございます。

 

今回のテーマは、

オリンピックと人工芝
地面から見るオリンピック

です。

 

東京オリンピック開幕を間近に控え、
ますます熱気が高まってきました。

 

観客からの「熱気」
選手の力となりますが、

気候的な熱気には
懸念の声が多いのも事実です。

そこで、
「オリンピック」と「熱気」を
地面から考えてみます。

 

オリンピックと地面の関係

 

オリンピックでスポーツ競技が行われる
競技場の地面の多くには、
タータンや芝が用いられています。

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脚下照顧

井山宝福寺

先日、ご縁あって総社市の井山宝福寺へ座禅を組みに行きました。

宝福寺は臨済宗東福寺派の歴史ある寺院で、室町時代には雪舟が修行したことで有名です。

厳かな雰囲気の禅堂で、人生初の座禅。

初心者は、まずは呼吸に集中することを勧められます。

座禅の姿勢に入り、20分間、半眼でひたすら呼吸に集中します。深く・・・細く・・・を何度も繰り返します。

普段、20分という時間はあっという間ですが、心を静めて呼吸を数えていると、とても長く感じます。

足が痛いな、今呼吸何回してるかな、などと余計な考えが頭に浮かんでしまいます。

 

住職が教えてくれた「無心」と「脚下照顧」が心に残ってます。

 

「『無心』とは、心を無くすことではなく、今この瞬間に集中することです。心を無くしたら人ではない。」

「『脚下照顧』とは、普段履物を揃えなさいという意味に使われますが、自分の足元を顧みる、心を落ち着けて我が身を振り返るということ。」

 

脚下照顧、反省のある毎日を送る、ということにも通じます。

人を指さすと、中指、薬指、小指の3本の指は自分に向いています。

相手がどうこういう前に、自分自身を反省しなければなりませんね。

普段なかなか時間がとれないと思っていましたが、20分という短い間でも心を落ち着かせて脚下照顧することはできそうです。

今回は写経もさせていただき、貴重な体験と多くの学び、気付きをいただきました。

 

西日本豪雨復興支援

このたび西日本を中心に降り続いた大雨により、被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

幸いにも弊社に被害は出ておりませんが、すぐ隣の岡山市東区平島地区では砂川の堤防が決壊し、大きな浸水被害となってしまいました。

弊社の社員およびそのご家族も被災した方がおり、業務終了後に片付けを手伝ったり、会社として災害特別休暇や災害見舞金の支給など、微力ではありますが皆で支えていきたいと考えています。

記録的な豪雨に続き、記録的な猛暑も続いておりますので、今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様のご安全を心よりお祈り申し上げます。

全国各地、また世界各地より今回の災害に対して復興支援をいただいておりますが、私が大好きな新政酒造株式会社さまが復興支援酒を発売されました。

「亜麻猫オーク2016」(真ん中の1本です)。

「For West 復興支援」のラベル。

白麹仕込みの亜麻猫をオーク樽に貯蔵、ビン詰めして冷蔵貯蔵されていた蔵内ヴィンテージ。
1本につき購入者から300円、販売店から300円、新政酒造から300円の合計900円が復興支援に寄付されるようです。

今回の災害復興は長期戦です。少なくとも10年くらいに渡って支援が必要になると感じています。どんな形であれ長期にわたって支援できる、無理のない方法で続けていくことが大切なんだと思います。

忘れてしまわないよう、続けていくこと。

新政酒造さんのように、普段の生活の中でちょっとした「利他」を発揮できるようなやり方はとても素敵だと思いました。

新政、入手困難ですがとても美味しいので、見かけたときはぜひ飲んでみてください!

利他のパワー(おかやま西大寺マラソン)

おかやま西大寺マラソンに参加してきました!

完走できなかった昨年のおかやまマラソンのあと、人生2回目のマラソン。

といっても10kmなんですが。

(スタート前、偶然会った友人と余裕の写真撮影)

目標は1時間以内でのゴール。

10kmという、そう長くない距離だけにタイムを意識して走りました。

しかし、その制限時間を意識したことで苦しくなりました。

とにかく、何かに追われている感じがします(笑)

10kmって長いな~!と思いながら走ってました。

(奇祭はだか祭りで有名な西大寺観音院前。この時点でもう瞳孔開き気味です)

7km地点で左足シューズの拇指球あたりのソールが剥がれるというアクシデントもありました。

(無残なソール・・・走りにくいし)

結構長年履いてるシューズだったので、やはり道具の手入れは大切だと痛感。

いろいろありましたが、1時間5分47秒でなんとかゴール。

10kmとはいえ、人生初のマラソン完走です(^^)

 

今回は自分の弱い心との戦いでした。

沿道で旗を振ってくれる人、ハイタッチをしてくれる人、「ガンバレ~!」と声を掛けてくれる人・・・そういう応援が心強かったです。

仕事も同じです。

支えてくれる仲間がいるから頑張れます。何気ない声掛けだけでも、どんなに勇氣づけられることか。

自分のことだけを考えていると、損得が判断基準になります。でもそれではお互いに心を通わせることはできません。

今回沿道に居た方々は損得で応援しているわけではありません。だからこそ、赤の他人の私でさえ奮い立たされるのだと思います。

利他の心を判断基準ににすれば、こういうパワーに繋がっていくのだなということを実感できたマラソンでした。

こういう組織が強いですね。それを目指します。

「道」とは

「岡山県児童生徒新春競書大会」なるものに、息子が選出されたので来ています。

(この記事は会場で待ち時間のときに書いています)

こんな大会があったのですね。

残念ながら小学校高学年の保護者は会場に入れないので外で待つことになりますが、納得いく字を書いてくれればいいなと思います。

字は非常に大切です。大人になると、お礼状を書いたり、結婚式等の招待状に返信したり、年賀状を書いたりと、何かと他人に字を見られる機会があります。

デジタル化の時代になればなるほど、そのぶん「手書き」には何か「わざわざ感」や「温度感」を感じるようになります。

そして、書にはその人の心が映るように思えます。

だからこそ、良い字を書くことは大切だと思っています。

最近では大人になって書道を習う人が増えてきているという話ですが、まさにデジタルの無機質さの反動なのかもしれませんね。

書道、剣道、柔道、華道、茶道・・・

日本に古くから伝承されているものには「道」がつきます。

「道」とは「首(=人)」と「しんにょう(=往来)」から出来ていることから、何度も反復して得た最高の善を「道」というようです。

「道」を行くことで、人として成長していけるのだと思いますし、何よりも人として正しいことを貫く「正道」を極めることが、人としての幸せに繋がるのだと信じています。

私も小さい頃は訳も分からず硬筆、ペン習字、毛筆と習っていましたが、今になってその有り難さを感じています。最近はかなり崩れた字を書くようになってしまいましたので、改めて身に付けていきたいと思いました。

 

私の書棚

前回の投稿、「読書は紙か電子か」では私の読書法を少し書きました。

しかしやはり、好きな本は紙で持っていたいですね。

その結果、会社の書棚は氾濫しております・・・

くろがね産業社長の書棚

先日、事務所の5Sを徹底しようということで事務所内の全員でパトロールをしたところ、見事にこの書棚が指摘されてしまいました。

「ファイルや本を横置きにするのはNGです!」

「これは私物ですか?会社に置いておくのは・・・」

などなど、厳しい指摘の前にぐうの音も出ません(泣)

読了して、あまり読まなくなった本はダンボール箱にまとめて整理することになりました。

整理整頓、大切です。

率先垂範、とても大切です。

また生まれ変わった書棚をお見せできるときがあるかもしれません。

西郷どん

NHK大河ドラマにて『西郷どん』が始まりました!

私淑する稲盛和夫さんが京セラの社是を「敬天愛人」としているほど尊敬してやまない西郷隆盛です。

また、安岡正篤にして「偉大なる君子」、「深沈厚重」、と言わしめた西郷南州の人生はいかなるものなのか。

毎週末が楽しみになりますね。

そんな中、年末にプレジデント社より「無私、利他 ―西郷南州の教え」という書籍が出版されました。

プレジデント書籍編集部が西郷の人生を分かりやすくまとめたものですが、監修を稲盛和夫さんがされているとあって、非常に興味深く読みました。

「人生の王道 ―西郷南州の教えに学ぶ」(稲盛和夫著 日経BP社)と合わせて読むとより深く理解できると思います。

深沈厚重なるは、是れ第一等の資質なり

磊落豪雄なるは、是れ第二等の資質なり

聡明才弁なるは、是れ第三等の資質なり

(呂新吾「呻吟語」)

なぜ、いま西郷隆盛なのか。

それは、企業の不祥事などが頻発する現代社会では、聡明才弁型リーダーばかりで深沈厚重の人物が居ないからだ、と言われているような気がします。

私はまだまだほど遠いですが、そういう第一等の資質に近づきたいと切に思います。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

無事に新年を迎えることができたのも、お客様、お取引先様、ご支援いただいている皆さまのおかげです。

また、くろがね産業の従業員の努力の賜物でもあります。

ありがとうございます。

 

私個人として昨年の反省は、

たくさんのご縁をいただき、お力添えをいただき、ご好意をいただいた2017年でしたが、そのご恩に誠心誠意応えていけたのか、ということ。

そして今年は報恩感謝を第一とし、至誠を尽くしてご縁を紡いでいきたいと思います。

 

会社としては、未来永劫発展していく企業の地盤を築く期間として、3ヵ年計画の1年目がスタートしております。その地盤を強固なものにしていくための方策をしっかり実施していきます。

今年の干支は「戊戌(つちのえ・いぬ)」です。

大いなる繁栄の年となるか

衰退していく年となるか

今までにどんな努力を重ねてきたかがはっきりと結果に顕れるといわれています。

もちろん、繁栄の年となるよう継続的に努力を重ねて参ります。

そして、働くみんなが理想とする会社は、どんな組織体制で、どんな社風で、どんな人間関係を構築すべきなのか。それを全従業員一丸となって真剣に考えて参ります。

どうぞ本年も変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

三流は道に流され、二流は道を選び、一流は道を創る

くろがね産業には、毎月「致知」という雑誌が全従業員分届きます。

以前は「社内木鶏会」といって、月に1度、1時間の時間をとって毎月の読書感想を共有していました。

ここで重要なのは「美点凝視」ということ。他の人の感想を批評や否定はせず、ひたすら良い点を見ます。

人には長所と短所があります。美点凝視は長所伸展の人財育成です。くろがね産業で働く全員が長所伸展の視点で関わり合うことができれば、活気に溢れた素晴らしい会社になると思い実施していました。

社内木鶏会は約2年半実施していましたが、自社の行動規範「くろがねフィロソフィ」の制定と浸透に時間を割くために、現在は一時期お休みしています。

しかし、致知だけは毎月皆に配布しています。

それはなぜか。

人生を歩んでいくうえでは色々なことがあります。嬉しいこともあれば壁にぶつかって彷徨うこともある。そして、出口が見えずもがいているときに助けになるのは「言葉」だと思っています。

どのような言葉に出会うか。どのような言葉が救ってくれるのか。それは各個人によって違います。しかし、「どこの誰が言っていたか、どこに書いてあったかも忘れてしまったけど、こういう言葉があった」ということが救いになるのです。座右の銘とはそういうものですね。

実際に私もある言葉に勇気をもらい救われた経験があります。

だから、毎月読まなくても、悩んだときにふと横を見るとこの雑誌があって、何気なく手に取ったときに響けばいいと思っています。人はどこでスイッチが入るか分かりませんから、その瞬間に助けになればいいと思って全員分購読し続けています。

最新の2018年1月号。

テーマは『仕事と人生』です。

シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチの井村雅代さんの講演を文字におこした記事にはシビれました。

『三流の人は流行ばかりを追いかけます。二流の人は、新しい流行が来た、どちらがいいだろうと考えます。けれども一流は道を創るんです。三流は道に流され、二流は道を選び、一流は道を創る。』

一流は道を創る。どんな困難があっても、周囲に理解されなくても、確固たる信念を唯一の頼りに道を創っていかねばならないのだなと。

そして道を創る過程で人間力が培われていくのでしょうね。

自分はまだまだ学びと実践が甘いなと反省しております。