経営

経営計画のつくりかた

くろがね産業は8月で事業年度が終わるため、この時期から来期の計画を立案していきます。

各部門から選抜メンバーを招集し、今期の着地予想を元に各部門で必要な利益、経費、売上を試行錯誤しながら決めていきます。

今回も1泊2日の合宿を実施しました。

残す利益は不変とし、投資計画による固定費、取り巻く市況による変動費の設定、そこから必要な売上高の算出・・・利益から逆算して必要売上高を組立て、更に売上から差し引いて利益がいくら残るのか。下から計算し、上から検算し、を繰り返して固めていきます。売上増の計画に無理はないか、固定費をどれだけ使いどれだけ抑えるのか、変動費率は・・・数字、数字、数字、、、の作業です。

昔は経営トップの私が会社に籠もって決定した計画を現場におろしていくだけでした。そうすると、必ず未達になる(笑)。

それもそのはず、必要な情報はすべて現場にあるため、一番分かっているのは現場の社員さんなのです。与えられた数字に現場の意志が反映されていることもなく、どことなく他人事になってしまいます。

「全員参加の経営」を行うと覚悟を決めたときから、損益計算書の勉強会を始め、経営数値をオープンにし、皆が考える理想の会社を創るため全員で経営を考えるようにしてからは、各個人に責任感が芽生え、達成意欲も高まってきたと感じています。

自分の努力の先に「こうなりたい」という目標の実現がある。

経営に参画している実感がある。

そんな会社運営を目指してやっていますが、やはり数字を決めるには頭を使います。気のせいか、みんな頭から煙が出ていました(笑)。

ですから、そんな疲れた頭をリフレッシュするために夜はコンパ!

仕事の話が中心になるのは、皆が真剣に仕事に向き合ってくれているからだと思います。頼もしいです!

2日目は、前日つくった数字を達成するための行動を考えます。

計画達成のためのワークフローから、それぞれに必要な具体的行動と行動量を考え、KPI(主要業績評価指標)を設定していきます。

前の記事でも書きましたが、「できちゃうかも」と思えるように目標を分解していくのです。

ここが一番大変なところですので、これは3週間後の全員参加の合宿で詰めていきます。

なぜ合宿形式なのか。

計画を立てるだけなら会社でも出来るし、泊まりにする必要もないのです。

でも、一つ屋根の下で寝食を共にし、コンパを行い、気になる点があれば深夜でも集まって話し合う。

そうすることで、くろがね産業のもうひとつの経営の柱である「大家族主義経営」が醸成されていきます。

「全員参加の経営」と「大家族主義での経営」は両輪なのです。

ということで、行動計画策定合宿についてはまたの機会に書きますね。

「できちゃうかも」という空気感

ワールドカップ2018ロシア大会、日本代表が熱いです!

あれだけ下馬評が低かった日本代表が、グループリーグ第2戦を終えてH組トップに立っているなんて想像も出来ませんでした。

本当にスゴいことだし、日本全体に活気を与えてくれていますね。

監督が替わったというのは大きな要因とは思いますが、果たしてそれだけで今まで停滞していたチームがあれだけ躍動感あふれる様に変貌するものでしょうか。

私は、「やれちゃう」という空気も大きな要因なのだと思うのです。

H組はグループ最終組なので、日本が初戦を迎えるまでには多くの試合が消化されていました。その中には、同じアジアのイランの勝利や、アルゼンチンやブラジルが引き分けたり、ドイツがメキシコに敗れたりと、番狂わせ、ジャイアントキリングがありました。

そんななかで、「俺たちも出来ちゃうんじゃないか」という「空気感」が醸成されていったのだと思います。

そういう空気感ってとても大切なものだと常々思っています。

仕事にしても、私は高い目標でも会社のみんなに「できちゃう」と思ってもらうにはどうすればいいかということを常に考えています。

年間の売上目標も、1営業日に換算するとこれだけでしかない。

新卒採用活動でも、やってみたら結構人を集めることができた。

社歴関係なく、勇気を出して問題提起をしてみたら皆が動いてくれて解決することができた。

このように、ちょっと分解してみたり、小さな成功体験を重ねたりするなかで、「出来ちゃうかも」、「やれちゃうかも」という空気感が生まれてきます。

そういった「空気感」が、社風になります。

活気のある職場には、こういったポジティブな空気があり、逆に閉塞感のある職場には、「どうせ無駄」とか「無理でしょ」という空気が充満しています。

勘違いでも、無理矢理でもいいのです。まずは空気をつくるのです。

この「出来ちゃうかも」、「やれちゃうかも」というポジティブな空気があれば、それが活気を生み、チャレンジする気概が生まれます。

そしてそんなポジティブな「空気感」は周りから支持され、応援してもらえます。

サッカー日本代表の姿からは、そういった大切なことを学べています。現に、今の日本代表なら大きなことを成し遂げそうだ、という空気が日本中に伝播しています。

仕事でも社内外にそのようなポジティブな空気を伝播させていくことで、大きなことを成し遂げることができるのではないかと思うのです。

渦の中心になる

前の記事では、四半期業績報告会のことを書きました。その翌日は、業務終了後に会社の敷地内でBBQを行いました。

なるべく会議のあとは懇親が深められるようなイベントを行うようにしています。

四半期業績報告会が、くろがね産業の「全員参加の経営」を表すものだとすれば、こちらは「大家族主義の経営」になります。

私たちはこのようなイベントを「コンパ」と呼んでいます。会社での普段の業務中や会議室では、なかなかゆっくりと話をする機会がありません。このようなリラックスした温和な雰囲気の中で、お互いに仕事の話やプライベートな話をすることで、お互いをより深く理解することができます。そしてそれは、普段の仕事の中で助け合いの精神や仲間のために頑張るという利他心につながります。また、普段からそのような信頼関係が築けていれば、愛情のある厳しさを発揮できるようになります。

だから、くろがね産業ではコンパを会社経営の根幹として大切にしています。

そして今回のBBQは、4月から新たに仲間に加わった新入社員2名で準備してくれました。何度かやっているBBQですが、彼らにとっては初めての経験です。2人だけで全てできるわけはありませんから、グリルの準備、食材の買い出し、当日の役割分担などなど、お願いしていかねばなりません。

これは、仕事を進めていく上でとても大切なことなのです。年上だろうと上司だろうと、目的を達成するためには動いてもらわなければなりません。動いてほしいと思っているだけでは何も変わりません。それどころか、動かないことに不平不満を溜め込むことになります。

だから、「渦の中心になる」ことが仕事では大切なのです。

命令でもって人を動かすのではなく、問題を提起することです。「こうしたいけど、どうしたらいいか皆で考えましょう」という声を挙げることで、自然とそこに人が集まり渦ができるという状態が理想です。

会社のあちこちで大小様々な渦が出来ているような会社が、元気のいい会社ですね。そしてその中心には社歴や年齢や役職に関係なく、「何とかしよう」と思った人がいること。そんな集団をつくりたいと考えています。

(みんなよく食べます。)

(野菜がない!肉しか焼きません。)

(火には十分注意して行いました)

 

 

 

お客様の第二環境管理部門、くろがね産業のホームページも是非ご覧下さい。

リサイクルとゴムのくろがね産業

活躍の場を提供することで人は成長できる

5月の最終日は四半期業績報告会でした。

くろがね産業は8月が決算のため、今回は第3四半期の業績報告になります。

各部門ごとに計画数値(MP)と実績を照らし合わせ、原因と対策を発表し全員で共有することが目的です。

 

自分たちの日々の努力がどのような結果になって会社やお客様に貢献できているのか。

自部門だけでなく他部門の状況を知ることで生まれる協力意識と負けていられないという健全な競争意識。

誰一人として例外なく会社のために必要であり、そのために目的をもって努力しなければならないという責任感。

 

そのようなことを醸成するために始めたのが、この全員参加の業績報告会です。

 

まだまだ発展途上の会社ですから、私も含めてマネジメントだけしている人はおらず、全員がプレイングマネージャーです。

そのなかで発表のための資料づくりなど大変だと思います。

しかし、何度もやっているうちに素晴らしいものが出てくるようになりました。

 

このような全員参加型のイベントは、最初は私の無茶振りから始まったのです。

それまでパワーポイントも触ったことのないような人に、「発表はパワポか模造紙!」と伝え、当然模造紙を選ぶ人はおらず、分かる人に聞きながら資料を作り始めたのです。

それが何度も回数を重ねていくうちに使いこなせるようになり、そして立派な発表をするようになりました。

 

人の能力は無限大ですね。

 

「彼には難しいだろう」などと勝手に上司が限界を決めてはならないのです。

そしてもっと悲惨なのは、自分自身で限界を決めてしまうことです。

周囲に起きている現象すべてが自分の心の反映です。

「無理だろう」とか、「難しい」と思うからできなくなる。

常に自分のできることの一歩先でいいから意識して実践していくことが、年齢に関係なく成長する秘訣なのだと思います。

 

私の無茶振りで10年ほど前から始めたこの取り組みを通じて、そして社員さんの成長を目の当たりにして、しみじみとそう思います。

発表会の運営や、業績管理方法などについてはまだまだ改善の余地がたくさんあります。

しかし、一番重要なのは一人一人の能力は無限に伸びていくということを信じて活躍の場を与えてあげること。

それさえ忘れなければ必ずレベルは上がっていきます。

それが、くろがね産業の全員参加の経営です。

 

そういう私もまだまだ伸びる余地は無限大です!

 

 

 

お客様の第二環境管理部門、くろがね産業のホームページも是非ご覧下さい。

リサイクルとゴムのくろがね産業

 

くろがねフィロソフィ

くろがねフィロソフィの編纂が完了しました。

経営するにあたり、また日々の仕事をするにあたり、確固たる判断基準というものが必要です。そしてそれは、社長を含めたくろがね産業の全従業員の指針にならなければなりません。

そういう思いから、くろがね産業では日々の朝礼で「京セラフィロソフィ」を教科書として読み合わせをしてきました。

しかし、フィロソフィの共有を進めていくなかで、やはり「わが社独自のフィロソフィが必要だ」という思いが大きくなり、2017年9月より自社フィロソフィの策定に着手しました。

まずは従業員それぞれ最低2つ、自分が人生をおくる上で大切だと思うことを文章にして提出してもらいました。中には一人で9項目も提出してくれる人もいました。

フィロソフィ策定プロジェクトを発足させ、毎月のプロジェクト会議で内容を精査し、

「どうすれば伝わるか」

くろがね産業らしさをどう言い表すか」

「人生をおくるうえで指針となり得るか」

という視点で議論してきました。

そして、ついに50項目にまとめることができました。

このフィロソフィは、くろがね産業の従業員が悩んだとき、判断に迷ったときの指針となるものです。仕事を通じて人生を素晴らしいものにしていくため、どう考えるべきかが詰まっています。

目の前に2つに分かれた道があるとする。ひとつは覇道、もうひとつは王道。どちらを選ぶのかということは、皆が同じでなければならないのです。

個性を発揮することは大切です。しかし、根本的な考え方が揃っていなければ集団として力を発揮することができません。

願わくば、今回編纂したフィロソフィに沿って人として正しい道を選択することで、皆の人生が幸せに満ちたものになってほしいと思います。

あとはこれを手帳に装丁するだけです。

皆でつくりあげたこのフィロソフィが、今後のくろがね産業の発展と、従業員さんたちの幸せに大きく寄与してくれることを願います。

お花見

すっかり暖かくなってきました。

岡山の南部では天気も良く暖かい日が続いたので、桜の開花も例年より早かったです。

くろがね産業も、他の企業さまと同様に毎年お花見を社内行事として実施しています。

「大家族主義」を経営の柱のひとつとしているため、社員同士の結びつきを家族同様にしていくことが我々の目標ですが、そのためにもこのようなイベントは欠かせません。

年間スケジュールでは4月7日に設定していましたが、それでは桜が散ってしまうということで、急遽社内で調整しその前の週の3月31日(土)に行いました。

みなで協力して設営していきます。場所取りから食材調達まで頑張ってくれた社員さんたちに感謝です。

桜も見事に満開でした。

そしてBBQ。お肉はあっという間になくなります(笑)

昨年は私の持参したパテが不評で誰も食べてくれませんでしたが・・・今回の持参物は好評でした。

4月より入社する新入社員さんも来てくれて、大いに盛り上がりました!

仕事については厳しさが必要です。しかし、根底には愛情がなければなりません。相手を思うが故の厳しさがあり、それを受ける方も自分のことを思って言ってくれているのだという信頼がなければなりません。

裏を返せば、愛情がなければ厳しいことも言えないのです。「まあ、いいか」というのは相手のことを思った配慮ではなく、自分が嫌われたくないという保身になります。「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」です。事なかれ主義に終始していては、我々の目指す理想の会社の実現に至りません。

なので、胸襟を開いて語り合える場が必要なのです。

これからも、くろがね産業はこのようなコンパを通じて、心の通い合った組織をつくっていきます。

平成30年度岡山県中小企業合同入社式

先日、4月より加わった3名の新入社員と一緒に「岡山県中小企業合同入社式」に参加してきました。

私たちの規模では、なかなか荘厳な雰囲気の入社式を実施することは難しいため、公益財団法人岡山県産業振興財団さまのご厚意で、県下の中小企業から参加を募り合同入社式を実施していただいています。

33社、64名が参加したこの合同入社式のあとは、2日間の研修に入ります。

私は、ライバルは社外につくるべきだと考えています。

社内の同期や先輩をみて頑張ることももちろん大切です。しかし、社外に切磋琢磨できるライバルをつくることで、自分の立ち位置を客観視できたり、「あいつも、今頃頑張ってるだろうな」という励ましにもなります。

髪の毛は、一日どれだけ伸びたかよく分かりません。

でも、1ヵ月も経てば、その変化は明白です。

社内だけ見ていると、周囲や自身の成長スピードも変化も分かりにくくなってしまいます。だから、ライバルは社外にもいたほうがいい。

くろがね産業の新人3名も、研修で知り合った仲間とは、ぜひ切磋琢磨できる関係を築いていってほしいと願います。

今年はかなりの新人教育の研修を計画しています。

ただの「研修」に終わらせず、「ご縁」と思い、その縁を紡いでいってもらいたいものです。

大家族主義

最近、一気に暖かくなってきて、岡山の南部では桜も葉桜になってきています。

新年度が始まる4月としては、暖かく、氣持ちのよいスタートが切れそうですね!

くろがね産業でも、4月より新たに3名の新人を加え、改めて氣を引き締めて業務に邁進していきます!

彼らの初出社が4月2日の月曜日。

入社辞令を渡して、まずは代表の私から「何のために働くか」ということを伝えます。

採用選考のときにも何度も伝えてきたことですが、くろがね産業で働くにあたってしっかり考えなければならないテーマですので、復習として改めて話をしました。

これからの人生は仕事に大半の時間を費やすことになります。

では、何のために働きますか?

生活のため?

でも、社会人になれば、これからの人生は仕事中心になります。

人生=仕事です。

仕事=生活とすると、人生=仕事ですから、結果的に人生=生活になります。

生活のために人生があるのか?人生を生活に捧げるのか?

でも、「人生お一人様一回限り」です。

だからこそ、充実した人生を送りたい。そのためには、仕事を充実させることが大切です。

仕事を充実させるにはどういう考え方が必要か。

仕事を好きになるにはどうすべきか。

会社とはどうあるべきで、自分自身はどのような立ち居振る舞いをすべきか。

なぜ会社は発展していかなければならないのか。

そのようなことをじっくり時間を取って話をしました。

そしてそれは、私自身の内省にもなります。

夢と希望を抱いて入社してきてくれた彼らを、何が何でも幸せにしなければならない、と身が引き締まります。

くろがね産業は、「大家族主義」を経営の柱のひとつに掲げています。採用にあたっては、一生お付き合いをする覚悟で採用しますので、彼らのご両親、兄弟も含めて幸せにしたいと考えます。そして、彼らが結婚すれば更に家族が増えていきます。

改めて、責任の重大さを思い知らされると同時に、彼らが幸せになってくれることにワクワクします!

いま、くろがね産業に集う仲間は、たまたま偶然に求人に応募し採用されただけかもしれません。

しかし、そうであっても、くろがね産業で知り合った瞬間、家族になります。

お互いの幸せを願い、支え、叶えていくことになります。

それは、「縁尋機妙 多逢聖因」というものです。

彼らの幸せを願うとともに、会社として、会社を代表する者として、立派な会社、皆が思う理想の会社を創っていくことを、ここに誓います。

努力の方向

くろがね産業は3月から下半期に入りました。

くろがね産業では3ヵ月毎に全社員で集まって業績の報告、確認を行う「四半期業績報告会」を開催しています。

狭い事務所にギュウギュウに押し詰められた状態になりますが、皆真剣に発表し、共有し、議論します。

年次の数値計画、行動計画も全員で作成しているので、当然進捗の確認もしなければなりません。自分の日々の努力が会社の経営にどう結びついているのかが分からなければ、全員参加の経営とは言えません。

では、そもそも「経営」とは何なのか。

皆の努力がどう反映されているのかということを知るには、定量化が一番分かりやすいです。そういう意味では数字は正直です。

しかし、数字は数字でしかありません。その数字の背後に何があるのかを考えることが大切であり、「だから何が言えるのか」を明確にしていくことが「経営」です。

「目標数値に達していないけど、残業もたくさんしたし、一生懸命ヘトヘトになるまで働いたから、頑張ったでしょう!!」

ではダメなのです。確かに頑張ったかもしれませんが、それで結果が出ていなければそもそも努力の方向が違うのです。

そう、努力には方向があるのです。

だから、「正しい努力」をするためにも、都度振り返りながら「この努力の方向で大丈夫か?」ということを確認する必要があります。

皆の努力を見ているからこそ、頑張った部分を評価してあげたい氣持ちになりますが、やはり努力と結果が揃ってはじめて評価しなければなりません。そうでなければ、「間違った方向でもいいんだよ」という無言のメッセージを発していることになります。それは小善です。

大善を成すには厳しい目が必要ですし、勇氣も必要です。しかし、その根底には愛情を備えていることが大前提です。

厳しいことを言うのも結構しんどいものなんです。

仕事を通じて人生をハッピーにすること

今朝の朝礼風景。

くろがね産業では、「考え方」を大切にしています。

会社というのは勝手に成長しません。「箱」、「容れもの」でしかないわけですから、そこで働く人たちが何を思い、どう考え、行動するかによって会社の社風や成長が決まります。

特にわれわれは、経営の柱として「全員参加の経営」を謳っているのですから、社員一人ひとりが人として正しい立ち居振る舞いをし、愛と誠と調和の精神を発揮していく必要があります。

そのためにも、毎日朝礼で「フィロソフィ」といわれる、「人として正しい考え方」を確認しています。

一例を挙げれば、

「素直な心をもつ」

「仲間のために尽くす」

「利他の心を判断基準にする」

といったことです。

そして毎週末の朝礼では、グループに分かれてこの一週間のテーマについて各々思うことを発表、共有していきます。

人生のなかで、会社で働く時間はとても長いです。もしかしたら家族と過ごすよりも長いかもしれません。その人生の大半を占める仕事の第一義が、「給料という対価を得るためのもの」というのではつまらない。

仕事を通じて人生をハッピーにしていかなければなりません。

その仕事に従事するうえで、同じ会社で働く仲間は欠かせないものです。仕事は独りではできません。

だから、同じ会社で働く仲間がどういう価値観をもっていて、何を思い、人生をどのようなものにしていきたいのか、ということを知っておくことはとても大切です。

生まれ育った背景も違う人たちが、偶然にもくろがね産業という「箱」に集まって仕事をしている。しかしそれは目に見えない何かの「縁」によって導かれたものです。この「縁」を良縁としていかなければなりません。

大切な仲間だからこそ、お互いをより深く理解し、家族のような関係を築いていくことが必要なのです。

まさに

「切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如し」

という関係です。

会社の人には言えない、ではなく、会社の人だからこそ打ち明けられる、という関係が理想です。

言いたいことを言い合えて、お互いに相手のことを思って言っていると理解できている関係が理想です。

自分のために頑張るだけではなく、それぞれが自分以外の仲間のために頑張るという関係が理想です。

このようなことを通じて、人格が磨かれ、成長していくことで、今まで見えなかった世界が見えるようになったり、自分が必要とされているという実感を得られるようになったりします。

そうすれば、人生はより素晴らしいものになるのではないでしょうか。

それが、くろがね産業が経営のもう一つの柱としている「大家族主義で経営する」ということです。

われわれが朝礼で「フィロソフィ」を共有する理由は、この「全員参加で経営する」と「大家族主義で経営する」という経営の2本柱を実現するためにとても大切にしているからです。

そして、それは私たちが「仕事を通じて人生をハッピーにする」ということを叶えるためなのです。