大家族主義

渦の中心になる

前の記事では、四半期業績報告会のことを書きました。その翌日は、業務終了後に会社の敷地内でBBQを行いました。

なるべく会議のあとは懇親が深められるようなイベントを行うようにしています。

四半期業績報告会が、くろがね産業の「全員参加の経営」を表すものだとすれば、こちらは「大家族主義の経営」になります。

私たちはこのようなイベントを「コンパ」と呼んでいます。会社での普段の業務中や会議室では、なかなかゆっくりと話をする機会がありません。このようなリラックスした温和な雰囲気の中で、お互いに仕事の話やプライベートな話をすることで、お互いをより深く理解することができます。そしてそれは、普段の仕事の中で助け合いの精神や仲間のために頑張るという利他心につながります。また、普段からそのような信頼関係が築けていれば、愛情のある厳しさを発揮できるようになります。

だから、くろがね産業ではコンパを会社経営の根幹として大切にしています。

そして今回のBBQは、4月から新たに仲間に加わった新入社員2名で準備してくれました。何度かやっているBBQですが、彼らにとっては初めての経験です。2人だけで全てできるわけはありませんから、グリルの準備、食材の買い出し、当日の役割分担などなど、お願いしていかねばなりません。

これは、仕事を進めていく上でとても大切なことなのです。年上だろうと上司だろうと、目的を達成するためには動いてもらわなければなりません。動いてほしいと思っているだけでは何も変わりません。それどころか、動かないことに不平不満を溜め込むことになります。

だから、「渦の中心になる」ことが仕事では大切なのです。

命令でもって人を動かすのではなく、問題を提起することです。「こうしたいけど、どうしたらいいか皆で考えましょう」という声を挙げることで、自然とそこに人が集まり渦ができるという状態が理想です。

会社のあちこちで大小様々な渦が出来ているような会社が、元気のいい会社ですね。そしてその中心には社歴や年齢や役職に関係なく、「何とかしよう」と思った人がいること。そんな集団をつくりたいと考えています。

(みんなよく食べます。)

(野菜がない!肉しか焼きません。)

(火には十分注意して行いました)

 

 

 

お客様の第二環境管理部門、くろがね産業のホームページも是非ご覧下さい。

リサイクルとゴムのくろがね産業

くろがねフィロソフィ

くろがねフィロソフィの編纂が完了しました。

経営するにあたり、また日々の仕事をするにあたり、確固たる判断基準というものが必要です。そしてそれは、社長を含めたくろがね産業の全従業員の指針にならなければなりません。

そういう思いから、くろがね産業では日々の朝礼で「京セラフィロソフィ」を教科書として読み合わせをしてきました。

しかし、フィロソフィの共有を進めていくなかで、やはり「わが社独自のフィロソフィが必要だ」という思いが大きくなり、2017年9月より自社フィロソフィの策定に着手しました。

まずは従業員それぞれ最低2つ、自分が人生をおくる上で大切だと思うことを文章にして提出してもらいました。中には一人で9項目も提出してくれる人もいました。

フィロソフィ策定プロジェクトを発足させ、毎月のプロジェクト会議で内容を精査し、

「どうすれば伝わるか」

くろがね産業らしさをどう言い表すか」

「人生をおくるうえで指針となり得るか」

という視点で議論してきました。

そして、ついに50項目にまとめることができました。

このフィロソフィは、くろがね産業の従業員が悩んだとき、判断に迷ったときの指針となるものです。仕事を通じて人生を素晴らしいものにしていくため、どう考えるべきかが詰まっています。

目の前に2つに分かれた道があるとする。ひとつは覇道、もうひとつは王道。どちらを選ぶのかということは、皆が同じでなければならないのです。

個性を発揮することは大切です。しかし、根本的な考え方が揃っていなければ集団として力を発揮することができません。

願わくば、今回編纂したフィロソフィに沿って人として正しい道を選択することで、皆の人生が幸せに満ちたものになってほしいと思います。

あとはこれを手帳に装丁するだけです。

皆でつくりあげたこのフィロソフィが、今後のくろがね産業の発展と、従業員さんたちの幸せに大きく寄与してくれることを願います。

お花見

すっかり暖かくなってきました。

岡山の南部では天気も良く暖かい日が続いたので、桜の開花も例年より早かったです。

くろがね産業も、他の企業さまと同様に毎年お花見を社内行事として実施しています。

「大家族主義」を経営の柱のひとつとしているため、社員同士の結びつきを家族同様にしていくことが我々の目標ですが、そのためにもこのようなイベントは欠かせません。

年間スケジュールでは4月7日に設定していましたが、それでは桜が散ってしまうということで、急遽社内で調整しその前の週の3月31日(土)に行いました。

みなで協力して設営していきます。場所取りから食材調達まで頑張ってくれた社員さんたちに感謝です。

桜も見事に満開でした。

そしてBBQ。お肉はあっという間になくなります(笑)

昨年は私の持参したパテが不評で誰も食べてくれませんでしたが・・・今回の持参物は好評でした。

4月より入社する新入社員さんも来てくれて、大いに盛り上がりました!

仕事については厳しさが必要です。しかし、根底には愛情がなければなりません。相手を思うが故の厳しさがあり、それを受ける方も自分のことを思って言ってくれているのだという信頼がなければなりません。

裏を返せば、愛情がなければ厳しいことも言えないのです。「まあ、いいか」というのは相手のことを思った配慮ではなく、自分が嫌われたくないという保身になります。「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」です。事なかれ主義に終始していては、我々の目指す理想の会社の実現に至りません。

なので、胸襟を開いて語り合える場が必要なのです。

これからも、くろがね産業はこのようなコンパを通じて、心の通い合った組織をつくっていきます。

大家族主義

最近、一気に暖かくなってきて、岡山の南部では桜も葉桜になってきています。

新年度が始まる4月としては、暖かく、氣持ちのよいスタートが切れそうですね!

くろがね産業でも、4月より新たに3名の新人を加え、改めて氣を引き締めて業務に邁進していきます!

彼らの初出社が4月2日の月曜日。

入社辞令を渡して、まずは代表の私から「何のために働くか」ということを伝えます。

採用選考のときにも何度も伝えてきたことですが、くろがね産業で働くにあたってしっかり考えなければならないテーマですので、復習として改めて話をしました。

これからの人生は仕事に大半の時間を費やすことになります。

では、何のために働きますか?

生活のため?

でも、社会人になれば、これからの人生は仕事中心になります。

人生=仕事です。

仕事=生活とすると、人生=仕事ですから、結果的に人生=生活になります。

生活のために人生があるのか?人生を生活に捧げるのか?

でも、「人生お一人様一回限り」です。

だからこそ、充実した人生を送りたい。そのためには、仕事を充実させることが大切です。

仕事を充実させるにはどういう考え方が必要か。

仕事を好きになるにはどうすべきか。

会社とはどうあるべきで、自分自身はどのような立ち居振る舞いをすべきか。

なぜ会社は発展していかなければならないのか。

そのようなことをじっくり時間を取って話をしました。

そしてそれは、私自身の内省にもなります。

夢と希望を抱いて入社してきてくれた彼らを、何が何でも幸せにしなければならない、と身が引き締まります。

くろがね産業は、「大家族主義」を経営の柱のひとつに掲げています。採用にあたっては、一生お付き合いをする覚悟で採用しますので、彼らのご両親、兄弟も含めて幸せにしたいと考えます。そして、彼らが結婚すれば更に家族が増えていきます。

改めて、責任の重大さを思い知らされると同時に、彼らが幸せになってくれることにワクワクします!

いま、くろがね産業に集う仲間は、たまたま偶然に求人に応募し採用されただけかもしれません。

しかし、そうであっても、くろがね産業で知り合った瞬間、家族になります。

お互いの幸せを願い、支え、叶えていくことになります。

それは、「縁尋機妙 多逢聖因」というものです。

彼らの幸せを願うとともに、会社として、会社を代表する者として、立派な会社、皆が思う理想の会社を創っていくことを、ここに誓います。

台湾(後編)

台湾出張のメインである打合せを済ませ、台北に戻ってきたのが金曜の夕方。

今回は岡山の若手経営者で懇意にさせていただいている数名が台湾に行くというので、仕事を絡めて私も現地合流で参加させていただき、せっかくの機会なので観光をして帰ることにしました。

まずは夜市へ。

美味しそうな食べ物が並ぶ中、時々臭豆腐の香りに悩まされます。美味しいとの話ですが、今回はチャレンジする機会がありませんでした。

翌朝はホテル周辺をジョギング。

まるで銀座三越のような佇まいで、思わずカメラで撮影。何の建物かは分かりません。

そのあと、数人でお粥を食べに行きました。

台湾の朝食といえばお粥。さっぱりしていてとても美味しかったです!しかも安い!!

その後は九份へ。夕方に行けばライトアップされてきれいということですが、なかなか時間が合わず昼に行きました。あいにくの小雨模様でしたが、徐々に晴れてきました。

雑貨好きにはたまらないでしょうね。カワイイ小物から革製品、アクセサリーなどたくさんありました。社員旅行で台湾に来ればウチの女子社員は喜ぶでしょう。なによりわが社の「いろつぶ」を使ってDIYでかわいいものを作ることに四苦八苦している社員にはよいヒントになるかもと思いました。

夜はホテルの近くにあるバーで皆で語ったりで楽しいひとときを過ごすことができました。

深夜に念願の魯肉飯をみつけ、悩んだ末にいただきました(笑)。確実に身になりますが・・・おいしかった!

そして、翌日曜は仲間と分かれ、一足先に岡山へ戻りました。台北の桃園国際空港から岡山空港まで、帰りは2時間です。

遠いようで近い台湾、今回の商談が実ってまた来られる日が楽しみです。

餃子パーティー

会社で餃子パーティーを行いました。

きっかけは、社員同士で「〇〇の餃子が美味しいよ」ということから。

「じゃあ、希望者集めて取り寄せようよ!」となり、

「せっかくだから会社で食べようか!」となり、

会社で食べる分は別途注文して餃子パーティーとなりました。

(「餃子って水入れましたっけ?」みたいな感じで皆でせっせと準備します)

 

 

自宅からホットプレートを持参し、

餃子だけではイカンだろうと他の食材や調味料を持ち寄り、

炊飯ジャー持参で米を炊き、

なぜか大量のお菓子も持ち寄り、

結果、食べきれないほどの量になりましたが、見事餃子200個を完食しました!

(とりあえず円形に並べてみます)

(カンパーーーイ!※ノンアルコールビールです)

(しばらく餃子はいいや・・・というくらい食べました)

 

会社はお休みの日だったので希望者のみの集まりとなりましたが、それでも多くの社員さんが集まりました。

ある社員さんはお子さんを連れてきてくれたので、皆で子供と遊んだりしました。

会社に食材や調理器具があるわけではないので皆がそれそれ持ち寄っての開催でしたが、それがくろがね産業らしいと思います。

 

仕事は仲が良いだけではいけません。厳しさも必要です。

しかし、その厳しさを発揮するには前提として、相手を思う温かい氣持ちが必要です。

優しさは母性、厳しさは父性、その両方を持ち合わせることが必要です。

くろがね産業では、厳しさを発揮するためにも、こういった取り組みを真面目にやって、厳しい父性を発揮できる土台となる母性を培っています。

ともあれ、休みの日にも関わらず集まってくれる社員さんたちに感謝です。

努力の方向

くろがね産業は3月から下半期に入りました。

くろがね産業では3ヵ月毎に全社員で集まって業績の報告、確認を行う「四半期業績報告会」を開催しています。

狭い事務所にギュウギュウに押し詰められた状態になりますが、皆真剣に発表し、共有し、議論します。

年次の数値計画、行動計画も全員で作成しているので、当然進捗の確認もしなければなりません。自分の日々の努力が会社の経営にどう結びついているのかが分からなければ、全員参加の経営とは言えません。

では、そもそも「経営」とは何なのか。

皆の努力がどう反映されているのかということを知るには、定量化が一番分かりやすいです。そういう意味では数字は正直です。

しかし、数字は数字でしかありません。その数字の背後に何があるのかを考えることが大切であり、「だから何が言えるのか」を明確にしていくことが「経営」です。

「目標数値に達していないけど、残業もたくさんしたし、一生懸命ヘトヘトになるまで働いたから、頑張ったでしょう!!」

ではダメなのです。確かに頑張ったかもしれませんが、それで結果が出ていなければそもそも努力の方向が違うのです。

そう、努力には方向があるのです。

だから、「正しい努力」をするためにも、都度振り返りながら「この努力の方向で大丈夫か?」ということを確認する必要があります。

皆の努力を見ているからこそ、頑張った部分を評価してあげたい氣持ちになりますが、やはり努力と結果が揃ってはじめて評価しなければなりません。そうでなければ、「間違った方向でもいいんだよ」という無言のメッセージを発していることになります。それは小善です。

大善を成すには厳しい目が必要ですし、勇氣も必要です。しかし、その根底には愛情を備えていることが大前提です。

厳しいことを言うのも結構しんどいものなんです。

何のために働くか

2019年卒の新卒採用活動が始まりました。

くろがね産業も、合同説明会、会社説明会とイベントが続きます。

詳しくは、くろがね産業ホームページの新着情報よりご確認ください!

さて、採用活動では毎回私が会社の説明を行いますが、そこで大切にしていることが2つあります。

ひとつは、会社の未来を語ること。

就活をしている人にとって、入社は1年後、そして力を発揮できるようになるのは3~5年後です。だから、今の事業についても話はしますが、「5年後にはこんなことをしたい!」、「10年後はこんな会社にしたい!」という、いわば夢のある話をしています。それを叶えるためにも若い皆さんの力を貸してください、というわけです。

そしてもうひとつ、働く意義を語ること。

「何のために働きますか?」という問いかけを必ずしているのは、これから社会に出るにあたって、仕事が中心の生活に変わっていくからです。

会社は転職できても、働くのをやめる、ということはなかなか現実的ではありません。

だから、「なぜ働くのか」ということを真剣に考えなければ勿体ないですよね。

なんとなく働き始めてしまうと、なんとなく人生が過ぎていきます。どのような人生を送りたいのか。ということを考えることが、働く意義を見出すヒントになります。

長くなるので詳しくは書きませんので、ご興味ある方は会社説明会へご参加ください!

くろがね産業の会社説明会はコチラから!

仕事を通じて人生をハッピーにすること

今朝の朝礼風景。

くろがね産業では、「考え方」を大切にしています。

会社というのは勝手に成長しません。「箱」、「容れもの」でしかないわけですから、そこで働く人たちが何を思い、どう考え、行動するかによって会社の社風や成長が決まります。

特にわれわれは、経営の柱として「全員参加の経営」を謳っているのですから、社員一人ひとりが人として正しい立ち居振る舞いをし、愛と誠と調和の精神を発揮していく必要があります。

そのためにも、毎日朝礼で「フィロソフィ」といわれる、「人として正しい考え方」を確認しています。

一例を挙げれば、

「素直な心をもつ」

「仲間のために尽くす」

「利他の心を判断基準にする」

といったことです。

そして毎週末の朝礼では、グループに分かれてこの一週間のテーマについて各々思うことを発表、共有していきます。

人生のなかで、会社で働く時間はとても長いです。もしかしたら家族と過ごすよりも長いかもしれません。その人生の大半を占める仕事の第一義が、「給料という対価を得るためのもの」というのではつまらない。

仕事を通じて人生をハッピーにしていかなければなりません。

その仕事に従事するうえで、同じ会社で働く仲間は欠かせないものです。仕事は独りではできません。

だから、同じ会社で働く仲間がどういう価値観をもっていて、何を思い、人生をどのようなものにしていきたいのか、ということを知っておくことはとても大切です。

生まれ育った背景も違う人たちが、偶然にもくろがね産業という「箱」に集まって仕事をしている。しかしそれは目に見えない何かの「縁」によって導かれたものです。この「縁」を良縁としていかなければなりません。

大切な仲間だからこそ、お互いをより深く理解し、家族のような関係を築いていくことが必要なのです。

まさに

「切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如し」

という関係です。

会社の人には言えない、ではなく、会社の人だからこそ打ち明けられる、という関係が理想です。

言いたいことを言い合えて、お互いに相手のことを思って言っていると理解できている関係が理想です。

自分のために頑張るだけではなく、それぞれが自分以外の仲間のために頑張るという関係が理想です。

このようなことを通じて、人格が磨かれ、成長していくことで、今まで見えなかった世界が見えるようになったり、自分が必要とされているという実感を得られるようになったりします。

そうすれば、人生はより素晴らしいものになるのではないでしょうか。

それが、くろがね産業が経営のもう一つの柱としている「大家族主義で経営する」ということです。

われわれが朝礼で「フィロソフィ」を共有する理由は、この「全員参加で経営する」と「大家族主義で経営する」という経営の2本柱を実現するためにとても大切にしているからです。

そして、それは私たちが「仕事を通じて人生をハッピーにする」ということを叶えるためなのです。

万事徹底

くろがね産業の仕事初めは1月9日からでした。

・・・長い休みでした。

例年は5日からスタートするのですが、今年はまたすぐに3連休となるので休みにしましたが、気がつけば11連休。

普段がんばってくれている社員さんたちに、たまにはゆっくり休んで欲しいということもありましたが、ちょくちょく出てきては仕事をしてくれる人もいて、本当にありがたいことです。

仕事が好きでいてくれる社員さんたちに感謝する年末年始でした。

 

さて、くろがね産業は仕事初めは岡山縣護国神社で新年の祈祷をしてもらいます。商売繁盛、皆が健康で仕事が出来ること、目標を達成し充実感を得られること。そういうことを心に抱きながら祈祷していただきました。

くろがね産業 護国神社

ここに写真は載せませんが、社員一人一人が絵馬に今年の目標を書いて奉納しています。新年に改めて書いてみることで決意を新たにし、皆で個人の目標を共有することで助け合うことができます。

ちなみに私の抱負は「万事徹底」。

当たり前のことが徹底できることが差別化だと思っていますので、経営トップの私自身が徹底していくことを誓いました。

皆さま、くろがね産業を今年もよろしくお願い申し上げます。