脚下照顧

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井山宝福寺

先日、ご縁あって総社市の井山宝福寺へ座禅を組みに行きました。

宝福寺は臨済宗東福寺派の歴史ある寺院で、室町時代には雪舟が修行したことで有名です。

厳かな雰囲気の禅堂で、人生初の座禅。

初心者は、まずは呼吸に集中することを勧められます。

座禅の姿勢に入り、20分間、半眼でひたすら呼吸に集中します。深く・・・細く・・・を何度も繰り返します。

普段、20分という時間はあっという間ですが、心を静めて呼吸を数えていると、とても長く感じます。

足が痛いな、今呼吸何回してるかな、などと余計な考えが頭に浮かんでしまいます。

 

住職が教えてくれた「無心」と「脚下照顧」が心に残ってます。

 

「『無心』とは、心を無くすことではなく、今この瞬間に集中することです。心を無くしたら人ではない。」

「『脚下照顧』とは、普段履物を揃えなさいという意味に使われますが、自分の足元を顧みる、心を落ち着けて我が身を振り返るということ。」

 

脚下照顧、反省のある毎日を送る、ということにも通じます。

人を指さすと、中指、薬指、小指の3本の指は自分に向いています。

相手がどうこういう前に、自分自身を反省しなければなりませんね。

普段なかなか時間がとれないと思っていましたが、20分という短い間でも心を落ち着かせて脚下照顧することはできそうです。

今回は写経もさせていただき、貴重な体験と多くの学び、気付きをいただきました。

 

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