みなさんは、どんな上司、同僚、部下と仕事がしたいですか?
このたび、約2年前から準備していた
自社の考え方をまとめた「くろがねフィロソフィ」の編纂が終わりました!
あとは製本して手帳にするだけです。
「くろがねフィロソフィ」は、フィロソフィ策定委員会をつくって、全従業員から集めた
【人としてどうあるべきか】という考え方を50項目にまとめたものですが、
つくっただけでは浸透していかないので、今後はこの手帳のもとに全員で勉強していきます。
ということで、先日は記念すべき「くろがねフィロソフィ勉強会」の第1回を開催しました。
その冒頭に、最初の質問をしました。
明るい人、人情味がある人、話しやすい人、即行動する人、
ウソ・言い訳をしない人、思ったことをしっかり言える人、
ホウレンソウを欠かさない人・・・
みんな思い思いの「理想のパートナー」を述べてくれました。
そして、次にこのような質問をしました。
あなた自身を客観的に見て、一緒に仕事をしたい人のような立ち居振る舞いをしていますか?
私たちは、相手に多くを求める割に、自分はちゃんとできていないことが多くあります。
相手は自分を映し出す鏡です。
相手に求めるものは、自分も身に付けるようにしなければなりません。
逆説的に言えば、「理想のパートナー」とは、今のパートナーに無いものを投影していて、
「今のパートナーの姿=自分」なのかもしれません。
相手に求めるものは、自分ができていないことかもしれません。
言い訳をしない人を求めながら、
自分で言い訳を積み重ねていることはないでしょうか。
「ホウレンソウしろよ!」と思っておきながら、
自分は上司だからといって部下に対してホウレンソウを疎かにしていないでしょうか。
分かり合える関係を求めながら、自分では言いたいことを言わずに、
事なかれ主義に終始していないでしょうか。
まずは自分自身の至らなさを謙虚に受け止め、そこから努力するという姿勢から、
このフィロソフィの勉強は始まります。
プライドや見栄などの分厚い皮を一枚一枚剥がしていくと、
実は自分はとても小さく情けないものだった、と認めることから始まります。
立派な人格は、ビジネスだけではなく、家庭や友人関係でも必要なものです。
人格を高めていけば、自然と周囲に人が集まり、協力してくれます。
人は一人では大きな事は成し遂げられません。
周囲の助けがあってはじめて大志を貫き、幸せを掴めるのだと思います。
一緒に仕事がしたいと思ってくれる人が多くいるほど、
そのスピードは増し、大きさは増えていきます。
私たちくろがね産業がフィロソフィをつくり、学んでいく理由は、
共に仕事がしたいと思えるような立派な人格を形成し、
かけがえのない仲間、家族のような関係を築き、
仕事だけでなく人生をより豊かなものにしていくためです。
ギブアンドテイクは「ギブ」から始まります。まずは自分から。
そのために、フィロソフィを学んで実践し、血肉化していく必要があるのです。
私たちはこれから、この「くろがねフィロソフィ」とともに、
全従業員の物心両面の幸福を追求していきます。
また製本が完成したらお知らせしたいと思います。