5月の最終日は四半期業績報告会でした。
くろがね産業は8月が決算のため、今回は第3四半期の業績報告になります。
各部門ごとに計画数値(MP)と実績を照らし合わせ、原因と対策を発表し全員で共有することが目的です。
自分たちの日々の努力がどのような結果になって会社やお客様に貢献できているのか。
自部門だけでなく他部門の状況を知ることで生まれる協力意識と負けていられないという健全な競争意識。
誰一人として例外なく会社のために必要であり、そのために目的をもって努力しなければならないという責任感。
そのようなことを醸成するために始めたのが、この全員参加の業績報告会です。
まだまだ発展途上の会社ですから、私も含めてマネジメントだけしている人はおらず、全員がプレイングマネージャーです。
そのなかで発表のための資料づくりなど大変だと思います。
しかし、何度もやっているうちに素晴らしいものが出てくるようになりました。
このような全員参加型のイベントは、最初は私の無茶振りから始まったのです。
それまでパワーポイントも触ったことのないような人に、「発表はパワポか模造紙!」と伝え、当然模造紙を選ぶ人はおらず、分かる人に聞きながら資料を作り始めたのです。
それが何度も回数を重ねていくうちに使いこなせるようになり、そして立派な発表をするようになりました。
人の能力は無限大ですね。
「彼には難しいだろう」などと勝手に上司が限界を決めてはならないのです。
そしてもっと悲惨なのは、自分自身で限界を決めてしまうことです。
周囲に起きている現象すべてが自分の心の反映です。
「無理だろう」とか、「難しい」と思うからできなくなる。
常に自分のできることの一歩先でいいから意識して実践していくことが、年齢に関係なく成長する秘訣なのだと思います。
私の無茶振りで10年ほど前から始めたこの取り組みを通じて、そして社員さんの成長を目の当たりにして、しみじみとそう思います。
発表会の運営や、業績管理方法などについてはまだまだ改善の余地がたくさんあります。
しかし、一番重要なのは一人一人の能力は無限に伸びていくということを信じて活躍の場を与えてあげること。
それさえ忘れなければ必ずレベルは上がっていきます。
それが、くろがね産業の全員参加の経営です。
そういう私もまだまだ伸びる余地は無限大です!
お客様の第二環境管理部門、くろがね産業のホームページも是非ご覧下さい。