全員参加の経営

真の大家族主義経営とは

前回の記事では、
くろがね産業の採用活動
について少し触れました。

今年度も、
採用難と言われるなか、
ありがたいことに
くろがね産業の採用選考には
多くの学生さんが
参加してくれています。

くろがね産業を志望する
学生さんの言葉

なぜ、
くろがね産業の採用選考を
受けたいと思ってくれるのか。

面接では
ほぼ全ての学生さんが

 

社長と社員の距離が近く、
アットホームな雰囲気を感じた

社長が
若手社員に
イジられているのを見て、
本当に仲が良いと思った

と言ってくれます。

そう。

私は社員にイジられながら
説明会を行っています。

質疑応答の場面では、
まずはアイスブレイクとして
こちらが用意した
質問カードを引いて、

それを質問してもらうように
しているのですが、

その中に

社長のダメなところを教えて

というとんでもない質問があります。

「話が長い」

「話の内容が難しい」

などなど・・・
面白おかしくイジってくれます。

このブログもつい長文になるので、
気をつけなければなりませんね。

 

そのようなやりとりを見て、

年齢や社歴に関係なく
皆で協力しながら
力を発揮できそうだ

と感じてくれるのだと思います。

社員にイジられる関係の
根底にあるもの

でも、
それには前の記事で書いたように

「自ら進んで発揮する」

という
勇気と覚悟が必要なのです。

 

そして、

「社長との距離が近い」
「社員同士の距離が近い」

というのも、
微妙なバランスのうえに
成り立っているものです。

これがなかなか難しい。

大家族主義を支える
絶妙なバランス

距離が近いということは、

何でも相談でき、
お互いに支え合っていくことができる

反面、

馴れ合いになる可能性もあります。

中途半端に距離を縮めると、
嫌われたくないから
厳しいことが言えなくなる
かもしれません。

すべてにおいて、
『小善』を行う危険があるのです。

小善は大悪に似たり
大善は非情に似たり

これは私の好きな言葉ですが、

大善を成す勇気を持っていなければ

真の大家族主義での経営は
成り立ちません。

 

しかし、
まず距離を縮めないことには
信頼関係が構築できません。

信頼関係で結ばれている
と思えるからこそ、
相手にズバッと言える
ということもあります。

中途半端に仲良くするのではなく、
そこから更に一歩
踏み出していくことが大切です。

一歩を踏み出すには勇気がいります。

これ以上余計なことを言えば、
今までつくってきた良い関係が
保てなくなるかも

という恐怖との戦いです。

でも、その恐怖の山を越えなければ
真の信頼関係にはたどり着けず、
大家族主義での経営になりません。

人と向き合い続けるしんどさ、
というのは
この恐怖との戦いの連続なのです。

フィロソフィが
何故必要なのか

だからこそ、
「こうあるべき」
という考え方、指針、行動規範が
明確になっている必要があります。

「その人自身」について

ではなく、

「その人がやっているコト」について

であれば、

大善の観点
厳しいことも言えるようになります。

やっていることが良いか悪いか

我々の目指す理想に近づくことなのか

という単純な判断基準ができます。

くろがね産業が
『くろがねフィロソフィ』
をつくったのは、
このような理由もあるのです。

フィロソフィにこう書いてある。

今やっていることは
それに沿っているものかどうか

という論点で話ができるのです。

 

くろがねフィロソフィについての
詳しい話は、
また機会があれば書きますね。

 

「与えられるべき」から「発揮する」へ

大家族主義の仲間の条件

この時期、企業各社は
2020年卒業予定学生に対する
採用活動の真っ最中ですね。

今年のゴールデンウィーク(GW)は
10連休ですから、

学生の皆さんも
GW前に就活を一段落させて
心置きなく旅行などに行きたい
のではないでしょうか。

くろがね産業の
採用チームの秘密

 

くろがね産業も、
毎年継続的に採用活動を行っています。

将来性のある
若いエネルギーを取り入れる

という狙いと同時に、

採用活動を通じて
会社の存在意義や価値を再認識し、
我々の成長に繋げていきたい

という思いもあります。

だから、くろがね産業の採用チームは
入社3年目までの若手チーム
で行ってます。

 

学生さん達に
最も伝えたいこと

 

さて、採用活動のなかで、私が
学生さんたちに最も伝えたいこと
があります。

くろがね産業は経営の2本柱として

・大家族主義で経営する

・全員参加で経営する

を掲げていますが、

だからこそ
伝えておかなければならないこと

があるのです。

 

それは、

「与えられるべき」

という考えではなく

「発揮する」

という考えでなければならない
ということ。

 

大家族主義だからこそ

 

「大家族主義で経営する」からこそ、
人と正面から向き合い続ける
しんどさがあります。

くろがね産業の社員は
ほぼ毎日顔を合わせて
一緒に仕事をしていきます。

もちろん衝突もある。

でもそれを放置して

何だよ、もう知らねー!

で済ませていては
家族にはなりません

 

学生時代には

人間関係は取捨選択できた

かもしれません。

 

しかし仕事では

自分にとって
都合の良い人とだけ

関係を構築していればいい

というわけにもいきません。

 

どんな人に対しても
理解しようという努力と、
一緒に幸せになろうという覚悟
がいるのです。

それは、相手に対して

「もう知らんわ」

ではなく、
真剣に向き合い続ける
ということです。

 

また、
「全員参加で経営」する
ということは、
自ら考えて目標を設定し、
仲間のために努力していくことです。

それは自分の仕事ではない

私には関係ない

誰かがやるだろう

そういう考えでは
全員参加の経営など
実現しはしないのです。

くろがね産業の仲間になる
ということ

良好な人間関係、
目標を達成したときのやり甲斐、
皆で支え合う温かさ、
活気のある社風・・・

すべて自分たちで
つくり出していくものです。

だから、はじめからそれを期待したり、
誰かが与えてくれるものだ
と思っている人には
シンドイかもしれません。

自ら発揮してつくり出すことでしか
変わっていきませんが、

与えられることを期待して
動かなければ、

結果として何も変わらず、
変わらないから不満に変わる。

 

そういう人は、
くろがね産業で長く続けていくことは
難しいかもしれません。

 

大家族主義だからこそ、
人と向き合い続ける
大変さがある。

全員参加だからこそ、
自分以外の仲間のために頑張る
苦労がある。

けれど、
それらを通じて築かれた「人の和」
とても強固なものになる
のだと思います。

まとめ

奇しくも新元号の「令和」には

「人々が
美しく心を寄せ合う中で、
文化が生まれ育つ」

という意味があるそうです。

これからは
「人の和」が大切な時代になる。

それは間違いありません。

AIやIoTなど世の中は
どんどん効率化していきますが、
そのぶん画一化が進み
無機質なものになる危険もあります。

だからこそ我々人間は
「心」というものを
磨いていかなければならないのです。

 

くろがね産業は、

人の心を大切にし、
「与えられるべき」ではなく
「発揮する」人の集団であるべきだ

と、採用活動を通じて
改めて考えさせられます。

「幸せ」とは「貢献感」を得ること

前回の記事からは少し時間を遡って、昨年の話になります。

昨年最後のリーダーシップ勉強会のテーマは、「貢献感について」でした。

部下にどのように仕事を通じての幸せを感じてもらうか、
というのがリーダーとしての大きな課題です。

人は何のために働くのでしょう。
それは、「幸せになるため」に他なりません。
人は誰しも幸せになる権利があるし、それを追求しているものです。
では、何によって幸せを感じるのでしょうか。
私は、「他者に貢献していると感じられたとき」だと思います。

心理学者のアルフレッド・アドラーは

「公共に役立っているという感覚を得ることができ、
そう感じられる時にだけ劣等感を緩和できる」
「私に価値があると思えるのは、私の行動が共同体にとって有益である時だけである」

と述べています。
それを私なりに解釈すると、
「仕事・業務を通じての貢献感」、と「社会共同体としての貢献感」であると考えます。

ならば、リーダーとしては、部下にこの2つの貢献感を与えることが大切になります。

【仕事・業務を通じての貢献感】

従事する業務の大義名分を伝える。
どれだけ立派で重要な仕事をしているのかを理解してもらう。

【社会共同体としての貢献感】

感謝の気持ちを伝える。
「ありがとう」は「(ここにいてくれて)ありがとう」の意味。存在価値を認めること。

この2つを、事あるごとに伝えていくことが、よい社風を醸成していくポイントですね。

私自身、まだまだ出来ていませんので、しっかりやっていこうと思います。

勉強会は私が進行役になることが多いですが、
テーマを掘り下げて行くと自分自身にとって様々な気づきがあります。
また、参加者から出てくる意見についても考えさせられることが多くあります。
実は勉強会で一番教えられているのは私なのです。

リーダーシップ勉強会は社内の誰でも受けることが出来る自由参加型の勉強会です。
今年もより多くの社員さんが参加してくれて、様々な意見を掘り下げていきたいと思います。

くろがねフィロソフィ勉強会

みなさんは、どんな上司、同僚、部下と仕事がしたいですか?

 

 

このたび、約2年前から準備していた
自社の考え方をまとめた「くろがねフィロソフィ」の編纂が終わりました!

あとは製本して手帳にするだけです。

「くろがねフィロソフィ」は、フィロソフィ策定委員会をつくって、全従業員から集めた
【人としてどうあるべきか】という考え方を50項目にまとめたものですが、
つくっただけでは浸透していかないので、今後はこの手帳のもとに全員で勉強していきます。

 

ということで、先日は記念すべき「くろがねフィロソフィ勉強会」の第1回を開催しました。

その冒頭に、最初の質問をしました。

明るい人、人情味がある人、話しやすい人、即行動する人、
ウソ・言い訳をしない人、思ったことをしっかり言える人、
ホウレンソウを欠かさない人・・・

みんな思い思いの「理想のパートナー」を述べてくれました。

 

そして、次にこのような質問をしました。

 

 

あなた自身を客観的に見て、一緒に仕事をしたい人のような立ち居振る舞いをしていますか?

 

私たちは、相手に多くを求める割に、自分はちゃんとできていないことが多くあります。

相手は自分を映し出す鏡です。
相手に求めるものは、自分も身に付けるようにしなければなりません。
逆説的に言えば、「理想のパートナー」とは、今のパートナーに無いものを投影していて、
「今のパートナーの姿=自分」なのかもしれません。
相手に求めるものは、自分ができていないことかもしれません。

言い訳をしない人を求めながら、
自分で言い訳を積み重ねていることはないでしょうか。

「ホウレンソウしろよ!」と思っておきながら、
自分は上司だからといって部下に対してホウレンソウを疎かにしていないでしょうか。

分かり合える関係を求めながら、自分では言いたいことを言わずに、
事なかれ主義に終始していないでしょうか。

 

まずは自分自身の至らなさを謙虚に受け止め、そこから努力するという姿勢から、
このフィロソフィの勉強は始まります。

プライドや見栄などの分厚い皮を一枚一枚剥がしていくと、
実は自分はとても小さく情けないものだった、と認めることから始まります。

 

立派な人格は、ビジネスだけではなく、家庭や友人関係でも必要なものです。
人格を高めていけば、自然と周囲に人が集まり、協力してくれます。

人は一人では大きな事は成し遂げられません。
周囲の助けがあってはじめて大志を貫き、幸せを掴めるのだと思います。
一緒に仕事がしたいと思ってくれる人が多くいるほど、
そのスピードは増し、大きさは増えていきます。

 

私たちくろがね産業がフィロソフィをつくり、学んでいく理由は、
共に仕事がしたいと思えるような立派な人格を形成し、
かけがえのない仲間、家族のような関係を築き、
仕事だけでなく人生をより豊かなものにしていくためです。

ギブアンドテイクは「ギブ」から始まります。まずは自分から。

そのために、フィロソフィを学んで実践し、血肉化していく必要があるのです。

私たちはこれから、この「くろがねフィロソフィ」とともに、
全従業員の物心両面の幸福を追求していきます。

 

また製本が完成したらお知らせしたいと思います。

第42期 経営方針発表会

くろがね産業は9月より新たに第42期をスタートさせました。

創業より42年目を迎えたわけですが、

これもひとえにお客様をはじめ周囲の皆さま、

そして何より日々業務に真摯にとりくんでくれている社員さんたちのおかげです。

 

そして、くろがね産業は新しいスタートを切る前には必ず「経営方針発表会」を開催し、

前期1年間の振り返りと今期の方針、目標を共有しています。

 

今回は全従業員、ご支援いただいている金融機関およびコンサルタントの方々の他に、

オブザーバーとして他企業の方にもご出席いただきました。

 

まずは私から、会社全体としての前期の振り返りと今期の方針、

目標を発表しました。

 

 

いつも恒例の(笑)、

「何のために働くの?」

「仕事の定義って何?」

ということから入りました。

 

私たちは、お客様や会社の仲間、地域社会に対して

何かをしてあげると、「ありがとう」という感謝をもらえます。

感謝されるということは、「あなたがいて良かった」という承認行為です。

自分の存在意義をそこで確認できるわけですね。

 

感謝される=認められる、と嬉しいので、もっと頑張ろう、となります。

これが努力して自分の能力を伸ばすことに繋がります。

 

だから、私たちは努力して能力を伸ばし、相手を幸せにすることで自分も幸せになる、

ということをしているわけです。

 

仕事を通じて幸せになる、そのためには努力して能力を伸ばしていく必要がある。

それがくろがね産業の仕事の定義です。

 

 

続いて、各部門からの発表です。

 

 

全員、真剣に聞きます。

発表する人は「これで伝わるか」と推敲して当日を迎えています。

発表者の努力に報いるためには、聞く側の態度も真剣でなければなりません。

こういうところも仲間意識が表れます。

 

 

もちろん、前期の反省も今期の目標も量れるものでなければなりませんので、

ちゃんと数字にして発表します。

 

間接部門である管理部(総務)も、目標設定します。

4月に入社した新入社員さんたちからも、

入社してから何を学んだかという発表をしてもらいました。

 

数字を計画することは誰でもできます。

 

しかし、それは単なる数字でしかありません。

この数字に血を通わせるためには、「どう行動するか」ということが大切です。

 

目標を達成するために必要な行動を、目標から逆算して設定する必要があります。

そしてそれをKPIとして進捗管理していく。

 

同時に、目標の達成が私たちの幸せに繋がっていなければなりません。

経営理念に繋がる目標と行動が大切です。

これをしっかりやろうというのが、今期のくろがね産業の方針です。

スローガンは「ABC」。

A=あたりまえのことを

B=バカになって

C=ちゃんとやる

ABCによって「あたりまえのレベルを上げる」ことで、差別化を図る。

そして、「みんなで、みんなを、HAPPYに」を実現する。

私たちにはそれしかないので、愚直にやっていきます。

 

今回も多くの社員さんに発表してもらいました。

 

発表のための資料集めからプレゼンの作成、

普段の業務の合間でつくっていくなかで多くの苦労があったと思います。

 

しかし、そうした準備のなかで、思考が整理され、

やるべきことが明確に見えてきたのではないかと思います。

 

人前で、しかも社外の方々もおられる中では緊張もしたと思いますが、

しっかり発表している社員さんたちを見て、とても頼もしく思えました。

 

彼らに報いるためにも、私もまだまだ努力していかねばならないと気を引き締めました。

 

発表会のあとはコンパです。

皆で色々な話をしました。

写真を撮ることを忘れてしまったのでここに載せられないのが残念ですが、

コンパもくろがね産業の大切な行事のひとつです。

 

今期はコンパもしっかり実施していくので、

またその様子をご紹介できるときもあると思います。

 

このように全員参加で真剣に経営に打ち込んでおりますので、

今期もくろがね産業をよろしくお願い申し上げます。

全員参加で経営する

前回、「経営計画のつくりかた」という記事で、くろがね産業の経営計画策定の一部を書きました。

そこでつくった数値計画は、そのままではただの数字です。大切なのは社員一人一人の行動に落とし込んでいくことですので、全社員で合宿を行い磨き上げていきます。

今回は7月に実施した行動計画策定合宿の様子を書きます。

 

行動目標、行動計画をつくっても、それが数値化されたものでなければ進捗が測れません。

「行動目標が計画数値に繋がるか」、「どうやって数値化するか」、「KPIをどう設定するか」

といったことを何度もシミュレーションして計画立案していきます。

与えられた目標は、どうしても言い訳が出てしまいます。

自分で立てた目標は、有言実行でやらねばなりません。

和気藹々とした雰囲気でありながら、同時に自分を奮い立たせて高い目標を掲げていきます。

そして、合宿形式でやる理由のひとつは、皆でひとつ同じ屋根の下で過ごすことで、胸襟を開いて語り合い、家族という関係に近づいていくためでもあります。だから必ずコンパがあります。アルコールを入れて、心を開いて語り合います。

コンパの後も自主的に計画策定に励むメンバーもいます。素晴らしいですね!

このときは、研修会場にお酒もおつまみも持込OKです。アルコールが入ることで柔軟なアイデアも出てきます(笑)

部屋で飲みながら語り合い、相互理解を深めるメンバーなど様々です。

 

2日目には、皆の前で計画の発表を行います。

各部門の戦略を踏まえて、計画数値を達成するためにメンバーがどういった役割で何をするのかということ。

また、その数値を現場に下ろすために、各現場でどのようなKPIを設定したのか。

そのようなことを発表し、質疑応答を受けます。

 

もちろん、合宿が終わったあとも達成した姿がカラーで見えてくるよう、何度も修正しながらより確実な計画に仕上げていきます。

しかし、この合宿で大切なのは、皆で真剣に考えながら、ああでもない、こうでもない、と議論してつくりあげることなのです。

ごく一部の経営幹部が計画をつくるのではなく、誰かから与えられた目標ではなく、自分で考え、有言実行で皆に周知すること。

そういった「全員参加で経営する」ことを大切にしています。

 

ここでまとめた計画は、9月の経営方針発表会という本番までに何度も修正しながら練り上げていくのです。

誕生日はアイスケーキで

くろがね産業には同月同日の誕生日の社員さんが2名います。

性別も年齢も、そして性格もまったく違う2人ですが、お互いの長所を認め合い尊重しながら協業して仕事を進めております。

そんななか、ささやかながら皆で誕生日をお祝いしました。

暑い・・・とても暑い日が続くので、サーティーワンのアイスケーキにしました。

男性社員の誕生日を迎えての抱負は「若返りたい」。

日々の業務の中のちょっとした出来事ですが、皆でお祝いをしようという雰囲気、祝福のために時間を割いて集まってくれる仲間、照れくさいでしょうが斜に構えず素直に喜んでくれる当事者。本当に素直で心優しい集団になってきたなあと感慨深いです。

これからも些細なサプライズを続けていきます。

2人とも、おめでとう!!素敵な1年になりますよう、心から祈っています!

 

経営計画のつくりかた

くろがね産業は8月で事業年度が終わるため、この時期から来期の計画を立案していきます。

各部門から選抜メンバーを招集し、今期の着地予想を元に各部門で必要な利益、経費、売上を試行錯誤しながら決めていきます。

今回も1泊2日の合宿を実施しました。

残す利益は不変とし、投資計画による固定費、取り巻く市況による変動費の設定、そこから必要な売上高の算出・・・利益から逆算して必要売上高を組立て、更に売上から差し引いて利益がいくら残るのか。下から計算し、上から検算し、を繰り返して固めていきます。売上増の計画に無理はないか、固定費をどれだけ使いどれだけ抑えるのか、変動費率は・・・数字、数字、数字、、、の作業です。

昔は経営トップの私が会社に籠もって決定した計画を現場におろしていくだけでした。そうすると、必ず未達になる(笑)。

それもそのはず、必要な情報はすべて現場にあるため、一番分かっているのは現場の社員さんなのです。与えられた数字に現場の意志が反映されていることもなく、どことなく他人事になってしまいます。

「全員参加の経営」を行うと覚悟を決めたときから、損益計算書の勉強会を始め、経営数値をオープンにし、皆が考える理想の会社を創るため全員で経営を考えるようにしてからは、各個人に責任感が芽生え、達成意欲も高まってきたと感じています。

自分の努力の先に「こうなりたい」という目標の実現がある。

経営に参画している実感がある。

そんな会社運営を目指してやっていますが、やはり数字を決めるには頭を使います。気のせいか、みんな頭から煙が出ていました(笑)。

ですから、そんな疲れた頭をリフレッシュするために夜はコンパ!

仕事の話が中心になるのは、皆が真剣に仕事に向き合ってくれているからだと思います。頼もしいです!

2日目は、前日つくった数字を達成するための行動を考えます。

計画達成のためのワークフローから、それぞれに必要な具体的行動と行動量を考え、KPI(主要業績評価指標)を設定していきます。

前の記事でも書きましたが、「できちゃうかも」と思えるように目標を分解していくのです。

ここが一番大変なところですので、これは3週間後の全員参加の合宿で詰めていきます。

なぜ合宿形式なのか。

計画を立てるだけなら会社でも出来るし、泊まりにする必要もないのです。

でも、一つ屋根の下で寝食を共にし、コンパを行い、気になる点があれば深夜でも集まって話し合う。

そうすることで、くろがね産業のもうひとつの経営の柱である「大家族主義経営」が醸成されていきます。

「全員参加の経営」と「大家族主義での経営」は両輪なのです。

ということで、行動計画策定合宿についてはまたの機会に書きますね。

「できちゃうかも」という空気感

ワールドカップ2018ロシア大会、日本代表が熱いです!

あれだけ下馬評が低かった日本代表が、グループリーグ第2戦を終えてH組トップに立っているなんて想像も出来ませんでした。

本当にスゴいことだし、日本全体に活気を与えてくれていますね。

監督が替わったというのは大きな要因とは思いますが、果たしてそれだけで今まで停滞していたチームがあれだけ躍動感あふれる様に変貌するものでしょうか。

私は、「やれちゃう」という空気も大きな要因なのだと思うのです。

H組はグループ最終組なので、日本が初戦を迎えるまでには多くの試合が消化されていました。その中には、同じアジアのイランの勝利や、アルゼンチンやブラジルが引き分けたり、ドイツがメキシコに敗れたりと、番狂わせ、ジャイアントキリングがありました。

そんななかで、「俺たちも出来ちゃうんじゃないか」という「空気感」が醸成されていったのだと思います。

そういう空気感ってとても大切なものだと常々思っています。

仕事にしても、私は高い目標でも会社のみんなに「できちゃう」と思ってもらうにはどうすればいいかということを常に考えています。

年間の売上目標も、1営業日に換算するとこれだけでしかない。

新卒採用活動でも、やってみたら結構人を集めることができた。

社歴関係なく、勇気を出して問題提起をしてみたら皆が動いてくれて解決することができた。

このように、ちょっと分解してみたり、小さな成功体験を重ねたりするなかで、「出来ちゃうかも」、「やれちゃうかも」という空気感が生まれてきます。

そういった「空気感」が、社風になります。

活気のある職場には、こういったポジティブな空気があり、逆に閉塞感のある職場には、「どうせ無駄」とか「無理でしょ」という空気が充満しています。

勘違いでも、無理矢理でもいいのです。まずは空気をつくるのです。

この「出来ちゃうかも」、「やれちゃうかも」というポジティブな空気があれば、それが活気を生み、チャレンジする気概が生まれます。

そしてそんなポジティブな「空気感」は周りから支持され、応援してもらえます。

サッカー日本代表の姿からは、そういった大切なことを学べています。現に、今の日本代表なら大きなことを成し遂げそうだ、という空気が日本中に伝播しています。

仕事でも社内外にそのようなポジティブな空気を伝播させていくことで、大きなことを成し遂げることができるのではないかと思うのです。

渦の中心になる

前の記事では、四半期業績報告会のことを書きました。その翌日は、業務終了後に会社の敷地内でBBQを行いました。

なるべく会議のあとは懇親が深められるようなイベントを行うようにしています。

四半期業績報告会が、くろがね産業の「全員参加の経営」を表すものだとすれば、こちらは「大家族主義の経営」になります。

私たちはこのようなイベントを「コンパ」と呼んでいます。会社での普段の業務中や会議室では、なかなかゆっくりと話をする機会がありません。このようなリラックスした温和な雰囲気の中で、お互いに仕事の話やプライベートな話をすることで、お互いをより深く理解することができます。そしてそれは、普段の仕事の中で助け合いの精神や仲間のために頑張るという利他心につながります。また、普段からそのような信頼関係が築けていれば、愛情のある厳しさを発揮できるようになります。

だから、くろがね産業ではコンパを会社経営の根幹として大切にしています。

そして今回のBBQは、4月から新たに仲間に加わった新入社員2名で準備してくれました。何度かやっているBBQですが、彼らにとっては初めての経験です。2人だけで全てできるわけはありませんから、グリルの準備、食材の買い出し、当日の役割分担などなど、お願いしていかねばなりません。

これは、仕事を進めていく上でとても大切なことなのです。年上だろうと上司だろうと、目的を達成するためには動いてもらわなければなりません。動いてほしいと思っているだけでは何も変わりません。それどころか、動かないことに不平不満を溜め込むことになります。

だから、「渦の中心になる」ことが仕事では大切なのです。

命令でもって人を動かすのではなく、問題を提起することです。「こうしたいけど、どうしたらいいか皆で考えましょう」という声を挙げることで、自然とそこに人が集まり渦ができるという状態が理想です。

会社のあちこちで大小様々な渦が出来ているような会社が、元気のいい会社ですね。そしてその中心には社歴や年齢や役職に関係なく、「何とかしよう」と思った人がいること。そんな集団をつくりたいと考えています。

(みんなよく食べます。)

(野菜がない!肉しか焼きません。)

(火には十分注意して行いました)

 

 

 

お客様の第二環境管理部門、くろがね産業のホームページも是非ご覧下さい。

リサイクルとゴムのくろがね産業